収益物件の購入で得られるメリットのうち、代表的な4つを解説します。
安定的な収入が得られる
賃貸需要が高いエリアの物件を選定すると、安定的な収入を得られる可能性が高くなります。入居者がいる期間は毎月固定の賃料が支払われるため、空室リスクが低い物件はそれだけ魅力的といえます。
不動産投資による収益は、株式やFXなどに比べて値動きが緩やかで安定しています。将来にわたる収益が期待できる、比較的堅実な投資だといえるでしょう。
物件購入のレバレッジ効果
レバレッジとは「てこの原理」という意味です。小さな力で大きな物を動かす働きを、レバレッジ効果といいます。投資の世界では、少額な元手にレバレッジを効かせて自己資金以上の金額を動かす意味で使われます。
不動産投資は、自己資金にローンを組み合わせて高額な物件を購入できます。レバレッジ効果を利用すれば、少ない投資額で大きな利益を得られるかもしれません。
年金や生命保険の代わりになる
収益物件はローンが完済すれば自分の所有物となり、家賃が収入に直結します。老後は、私的年金の役割も果たします。
また不動産ローンを利用する場合は、団体信用生命保険(団信)への加入が不可欠です。団信加入後に契約者に不慮の事故があった場合、ローン支払いを弁済してくれます。万が一、加入者が死亡しても遺族には不動産が残ります。
収益物件は税金対策になる
収益物件の管理にかかる費用は、経費として計上可能です。たとえば修繕費や管理会社への委託料、物件購入にかかる減価償却費などが経費になります。
不動産投資の所得は、給与所得などとの損益通算が可能です。不動産投資で赤字が出た場合は、給与所得から差し引きできます。
損益通算によって課税所得を減らせるため、結果的に所得税や住民税の節税につながります。