利回りは、以下の計算式で求めることができます。
■利回り(%)=(1年間の利益額÷投資額)×100
ある企業の株式を100万円で購入し、配当金や値上がり益で10万円の利益が得られた場合、以下のように利回りが計算できます。
利回り(%)=(10万円÷100万円)×100
=10%
このような計算で求める利回りは、あくまでも利益の金額を示すものではなく、利益の割合を示すものです。だからこそ、使い勝手が良いともいえます。
たとえば、不動産投資を考えた場合、下記の2つのうちどちらの方が良い物件なのかパッと見ただけで分かるでしょうか?
- ①価格が1000万円で年間の利益が150万円の物件
- ②価格が1500万円で年間の利益が220万円の物件
利益の額だけを見れば、パッと見ただけではどちらがより良い物件なのか、判断がつかない人が多いと思います。しかし、利回りに換算すれば、①は利回り15%、②は利回り14.7%であり、①の物件のほうがより大きな利益を期待できることがわかります。