1. 企業誘致とは
企業誘致は、地域経済を活性化させるための取り組みの1つです。
企業の本社(一部機能)や事業所、工場などを地方へ誘引し、都心部への一極集中経済を地方に分散させることを意味します。
企業誘致によって新規雇用機会が増えたり、税収が増加したりすることが、自治体における利点です。
多くの地方自治体は、企業の移転や新規事業を促進するために、助成金や税制の優遇措置などを実施し、積極的な企業誘致に力を入れています。
例えば、千葉県では県の立地企業補助金を認定された企業に対し、設備資金および運転資金を年利率1.6%以内で融資する支援をおこなっています。
宮城県が取り組んでいるのは、「情報通信関連企業でソフトウェアなどの設計や開発機能を持つ企業」の誘致・集積を目指す活動です。
ソフトウェア業や、知事が認めるこれに類する事業をおこなう事業所や事務業務オフィスに対し、固定資産の奨励金や雇用奨励金が交付されています。
自治体が企業誘致に取り組む目的とメリットは、主に下記の3つです。
- ・地域の経済活性化
- ・雇用の拡大
- ・税収の確保